先日行った、名古屋での講習。
まず初めは、名古屋で大工をされている方の
住宅改修の実演を交えての講話。
今回は、いろいろな場所へ取り付ける『
手すり』の講習でした。
写真で撮った写真を、また写真で撮ったので
ちょっと見づらいとは思いますが、
写真は、他社事例のトイレの手すり ↓
と、
本日講演してくださった大工さん考案の手すり ↓
大工さんの手すりの方が、すっきりしていて無駄な手すりがついていません。
それは、立った時の姿勢と座る時の姿勢で
手すりの高さも変わるため、ちゃんと考えられてつけてあるのです。
他社事例の手すりのように、上の方についた手すりは
縦手すりの上方を留めるためのもので、本来は「使わない手すり」です。
横の手すりも、同じ高さの手すりはこんなに長くは要らないので
付けるとしたら、トイレに入る入り口付近は少し高くして
手すりを伝って歩ける高さの手すり(大工さんの手すり)にする方が、
立ち座りを考えられた機能的な手すりとなります。
そして、この大工さん考案の手すりの付け方を実演してくれました^^
大工道具を持ってきての実演です^^
手すりの取り付けの際は、壁の裏側に「下地」があると
すぐに手すりを付けられるのですが、
その壁下地が無い場合、壁下地を補強してから手すりを取り付けます。
その壁下地の補強方法と手すり回りをスッキリ見せる術です^^
よく、柱から柱に簡単につけてある手すりを見かけますが、
手すりは本来、「体を支えるもの」です。
歩いたり、段差や階段の上がり下りなどで体のバランスを崩さないように
力を入れて体を安定させる「支え」でもあります。
しっかり取り付けていないと、手すりが外れ、ケガをすることもあるので
要注意です
一般の人にも、とても分かりやすく説明をしてくれました^^
質問も飛び交い、みんなで納得しながらの講習は
とても勉強になりました。
講習に来られた方は、皆「福祉住環境コーディネーター」の資格を持った方ですが
大工さんや介護関係の方ばかりではなく、
普通の主婦の方も居たりするので
専門知識の集まりじゃない所も良いです^^
ごく普通に「何でそうなるの?」という疑問が出たり
詳しく説明を聞いて納得したり^^
いろいろな面で良い刺激を受けた講習でした(^^ )♪