介護保険の住宅改修として、一番多いのが
「手すりの取付」作業です。
ですが、この手すり。
「たかが手すり、されど手すり!」
手すりは、「ただ付ければ良い」訳ではありません。
手すりには、三つの役目があります。
≪ 1 ≫
『移動する時に、手を滑らせながら使う手すり』
これは公共の場や、家の中の廊下に取り付ける手すりです。
こちらは先日、介護保険の住宅改修の給付金を使って
取付させて頂いた、N様邸の手すりです。
この手すりは、以下のことに配慮して付けました。
* 手すりをお使いになる方の、身体に合わせた位置
* 身体機能の状況判断
(手すりを持つだけで歩けるか、手すりに体重をかけて歩くかなど)
↑ これだけでも、手すりを取り付ける位置が変わります。
* 壁の中の間柱にキチンと取り付ける
(間柱がなければ、それに値するものを準備してから取り付ける)
と言うことを意識して取り付けます。
家の中を移動するための手すり。
この手すりがあるだけで、少し足腰が不安定になった方でも
トイレに行ったり、家の中の移動が安定するようになります。
すると、怪我をする確率が少なくなります
今ある、ご自身の身体能力の維持にも繋がります^^
いつもトイレなどに付き添っていたご家族も
介護負担が見守り程度になり、少し楽になります。
次回は、手すりの
「二つ目の役割」について
お話させて頂きます^^♪